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恋する髪の毛 vol.3 本物に出会うと、価値観が変わる。


はあちゅうエッセイ 恋する髪の毛
私が中学生くらいの時に「カリスマ美容師」
という言葉が大いに流行りました。

彼らのライフスタイルはあらゆるメディアでフィーチャーされまくって、
オシャレでイケてる成功者の代名詞みたいになっていて、

テレビで「海外から、彼に切ってもらうために、
帰国してるのよん、うっふん」みたいなマダムが、
「彼以外の人間には、髪の毛は触らせない」だの
「彼に出会ったおかげで、人生変わったわ」だの言ってくれたおかげで、

「いつかカリスマに、私も切ってもらいたい…
(そうすれば、絶世の美女に生まれ変わるはず)」
という大いなる夢(勘違い)が出来上がりました。

 
中学生だった私にとって、
いかんせん「青山」や「原宿」は心理的に遠すぎて、
そんなところで、数万円も払って髪の毛を切ってもらうなんて、
夢のまた夢でしかない。

今とは金銭感覚も違うので、
美容室で一万円以上払うなんて、もう恐ろしすぎて。

当時は、地元エリアから出ること自体が怖かったので
いつもタウン誌で安い美容室を血眼になって探して、
なけなしのお小遣いで、最安のところを厳選して
「次はここ、その次はここ」と毎回美容室を変えていました。

 
それで「今回は外れだった」とか
「良かったけど、たくさん喋られて嫌だった」とか、
言ってたっけ。(私、美容室での会話が苦手なタイプです)

たまに、都会の美容室にお母さんに連れられて行ってる
同級生がいるととっても大人に見えたなー。

「なんとかちゃん、表参道まで、切りに行ってるの!?セレブ…!!」とか。
あの時代のほのぼの感と私の純粋っぷりよ…(遠い目)。

 
初めて「カリスマエリア」である原宿、青山、
表参道らへんの美容室に行ったのって、いつだったっけ。

大学生になってからかなぁ…。いや、高校生??
もはや記憶が全くないのですが、

数年来の「カリスマにさえ切ってもらえれば、美人になる」
「むしろ私がイマイチなのは髪の毛のせい」
「カリスマに出会うことにより私の人生はバラ色に変わる」
という積み上がった期待が強すぎて、

仕上がった後に「あ、なあんだ、こんなもんか」と
そこまで満足しなかった気が。

夢って叶ってみるとあっけない…
そして期待はずれだったりするもんですね。

 
それから、運命の美容師さんに出会うまで数年は、
美容師さんによってそこまで変わるわけではないんだなー、
なんだかんだでやっぱり元が物を言う…

生まれつきの髪の毛のクセとかって直らないんだわと
「髪の毛さえ変われば美人度アップ」の期待はしゅるしゅると萎みました。

その後、前回記事で話題に出した美容師Kさんに出会い、
継続して担当してもらった結果、
だいぶ髪の毛が扱いやすくなり、
一生つきあっていくもんだと思っていた
髪の毛系の悩みがだいぶ解消し、人生も変わりました。

どんなものでも本物に出会うと、
価値観が変わるんだな…。

美容って、自分に合うもの&人に出会うことを
あきらめないことがとっても肝心ですね。

 
 

はあちゅうエッセイ 恋する髪の毛

はあちゅう【女性心理/20代/30代】
意識の高いアラサー女子のオピニオンリーダー的存在として、ネット界だけでなくメディアでも活躍する、ブロガー・作家「はあちゅう」。そんな彼女が、一人の女性として、どんな髪の悩みを持ち、どんなことをヘアサロンに求めているのか。彼女を通じてアラサー女子の”イマ”を知り、明日からのサロンワークに活かせるヒントを探そう!
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はあちゅう(ブロガー・作家)
1986年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。在学中にブログを使って、「クリスマスまでに彼氏をつくる」「世界一周をタダでする」などのプロジェクトを行い、女子大生カリスマブロガーと呼ばれる傍ら、レストラン、手帳、イベントをプロデュースするなど幅広く活動。意識の高いアラサー女子から高い支持があり、Twitterのフォロワーは59,000を超える。4月から日本テレビ系列「スッキリ」のレギュラーコメンテーターに。最近の活動では、有料オンラインサロン「ちゅうもえサロン」や「ちゅうつねカレッジ」を主宰。1/9にメッセージ集「半径5メートルの野望」を出版。その他著書に「自分の強みをつくる」「恋愛炎上主義。」「わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?」など。「Gina」「MORE」など連載多数。
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