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アイディアのレシピ -紙のスケジュール帳-


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私はスケジュール帳はデジタルとアナログを併用していて、デジタルではグーグルカレンダーを使用。物理的なスケジュールはすべてこちらに記入しています。例えば、一日の予定を見ると、取材、打ち合わせ、撮影、イベント、など…。何時にどこに、何を持っていくのか、誰と会うのか、予定の詳細は、スマホを見ればすべて把握できるようにしています。グーグルカレンダーだと、1日、1週間、1カ月、と表示を簡単に変えることも出来るので、予定は種類ごとに色を変えて(例えば、人前に出るお仕事は青、打ち合わせなどは赤、地方出張は紫、など)ぱっと見でどんな仕事が、どれくらい入っているかを認識。スケジュールの変更があっても、スイっと予定を移動させたり入力し直せばいいだけのデジタルのカレンダーはいつもスッキリと整頓できて、とっても便利です。

それでは、紙のスケジュール帳はどんなふうに使い分けるのかと聞かれると、ひとまとまりのお仕事の進行管理に活用しています。例えば、何かの原稿を完成させなくてはいけないとき、予定的には1つですが、実際には、下調べや写真撮影などの細かな作業が発生します。いつどこでどんなふうに動けばちゃんと締め切り日前に提出できるのか。そういったことは紙の手帳で管理するんです。

それから、厳密な予定にはまだなっていない夢を、予定になることを祈りながら、手帳に書いたりもします。エッセイ本を出したいなら、出すタイミングはいつか。イメージ的に、春なのか、夏なのか。

夏に出したいとしたら、数か月前から、予定に余裕を持たせて、作業時間を確保するとして、出版社にはこれくらいのタイミングで売り込もう、とか。企画が決まれば、あとの進行管理は編集者さんがやってくれますが、ざっくりとこんな風に動こう、と頭の中でイメージを持っておくと、夢が予定に変わった時も焦らなくてすみます。そして、そうやって、自らの手で、予定を書いていくうちにアイディアもどんどん湧いてきます。夏に出すエッセイなら、表紙はこんな風にしたい、なんてイラストでメモをすることもあれば、断片的な頭に浮かんできた単語(ピンク、お菓子、雑貨っぽさ、本棚においてテンションがあがる表紙、なんていうキーワード)をメモしておいて、後からの打ち合わせでの材料にしたりも。

コピーライター時代に、発見したことですが、手を動かせば動かすほど、アイディアは湧きます。それが、デジタルだけで、スケジュールを管理しない理由です。

スケジュールを立てるときはアイディアもセットでメモをする、ということを習慣づけると、アイディアのわきやすい体質になるかもしれません。アイディアのトレーニング法の一つとしていかがでしょうか。

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アイディアのレシピ

はあちゅう【クリエイティブ】
多数の女性向け商品やサービスをプロディースしてきた【はあちゅう】の、アイディアを生み出すライフハックエッセイ
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はあちゅう(ブロガー・作家)
1986年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。在学中にブログを使って、「クリスマスまでに彼氏をつくる」「世界一周をタダでする」などのプロジェクトを行い、カリスマ女子大生ブロガーとして活躍。電通、トレンダーズを経てフリーに。「ネット時代の作家のかたちをつくる」ことを目標に、オンラインサロンや月額課金コンテンツ「月刊はあちゅう」の運営など、表現の場所を広げている。近著に「半径5メートルの野望」(講談社)、「かわいくおごられて気持ちよくおごる方法」(幻冬舎)、「とにかくウツなOLの、人生を変える1か月」(角川書店)など。
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