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同じお金をかけるなら、あなたはどっち?


スタッフと既存顧客からはじめるファンベース

集客サイトで予約しているお客さまが、必ずしも、そのサイトでサロンを知ったわけではないという話は以前させてもらいました。
今日はファンベースの考え方をもとにした新規集客について考えてみたいと思います。

以前「新規集客1人あたり1万円を集客サイトに払うくらいなら、『うちでカットしてくれたら1万円キャッシュバック』と言って店前で集客してもいいわけですよね」と言った方がいらして、それってとても面白い考え方だなあと思いました。

カットしてくれたお客さまにキャッシュバックというのは、さすがにいろいろハードルがあるかもしれませんが、同じお金をかけるのであれば、既存のお客さま、それもサロンのファン(ロイヤルカスタマー)にお金をかけたほうがいいというのには大賛成です。

例えば、最近、ファン感謝イベントを開催されるサロンが増えています。
美容に関する講師を招いて顧客限定のトークイベントを開いたり、メーカーさんとコラボして体験施術会をしたりサンプルプレゼントをしたり。写真撮影会を企画するサロンさんも多いようです。
そこまで大規模でなかったとしてもVIP限定の食事会をしたり、シークレットのトレンド勉強会をしたり。

このようなファン還元イベントは顧客にとっては、新しい情報を手に入れることができる格好の場所になります。美容に敏感なお客さまは、このイベントで得た情報で、より美意識の高い生活が送れるようになるでしょうし、このイベントのことをいろんな友人に話してくれるはずです。
そして、サロンにとっては、大切な顧客との接点を増やす濃密な時間になります。イベント後にまたサロンでお会いするときは、必ずと言っていいほど、その距離感が縮まっているのです。

中には、顧客のお友達を限定1名だけ連れてきてもいいというイベントにしているサロンさんもあります。その場合は、多くのケースで、そのお友達もサロンに通ってくれるようになるそうです。

 
このような既存顧客や、そのお友達に予算をかけるのには、単にVIP客にサービスができる、喜んでもらえるだけではなく、スタッフさんにとってもいい影響があります。

集客サイトのクーポンを使って来店するお客さまよりも、このようなファンイベントを通じてサロンを知ってくださったお客さまの方が、最初からサロンに対して好感を持って来店してくださいます。リピート率も高くなるので、スタッフさんのモチベーションも高くなります。

同じ予算をかけるなら、まだ出会っていない新規顧客よりも、新規顧客に口コミをしてくれる可能性のあるサロンのファンをおもてなししてファンに投資する。
ファンベースで広がる集客に成功しているサロンが、全国にどんどん増えていますよ!

 

 

スタッフと既存顧客からはじめるファンベース

佐藤友美(美容ライター)【マーケティング/経営】
著書『女の運命は髪で変わる』で話題の美容ライター佐藤友美が、今美容室が取り組むべき”伝わらない時代のコミュニケーション”「ファンベース」にフォーカスしたコラム。
コラムはこちら

佐藤友美(さとゆみ・美容ライター)
日本初、かつ唯一のヘアライター&エディター。MINXの故鈴木三枝子さんについて関係者191名に取材してまとめた最新著作『道を継ぐ』が、美容業界を超えて話題に。また、『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)は、NHK「あさイチ」でも特集され、7万部の大ヒットに。「美容業界と一般のお客さまの橋渡しになる」ことをミッションに、数々の企画を担当する。
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