【基礎知識ライブラリー】3属性・色相環・トーン
今回は、狙いどおりのヘアカラー表現に必要な、色味コントロールに関する基礎知識です。
INDEX
色の3属性
色の3属性とは、それぞれの色が持つ3つの性質のことで、①色相(色の種類)②明度(色の明るさ)③彩度(色の鮮やかさ)があります。
例えば色の種類が「赤」だとして、同じ赤でもそれぞれに、明るい/暗い、薄い/くすみがある、などの特徴があります。
また色そのものは大きく分けて、赤・黄・緑・青などの色味を感じる「有彩色」と黒・白・グレーのような「無彩色」に分けられます。
色相環と補色

次は色相について深掘りします。
ヘアカラーでは一般として、色相を12種類に分けて考えていきます。
その中でまずは、3原色(プライマリーカラー)と呼ばれる「すべての色を作り出す基本の3色(赤・黄・青)」※ があります。
そしてこれら3原色を組み合わせてできる色が、橙(赤+黄)・緑(黄+青)・紫(青+赤)の二次色(セカンダリーカラー)です。
また、3原色と二次色の組み合わせでできる赤橙・黄緑・青紫などの色のことを、中間色や三次色(ターシャリーカラー)といい、合計12色となっています。
そしてこれら12色にはそれぞれ「補色」いう正反対の色(例:黄 ⇔ 紫)があり、補色同士を組み合わせると、お互いの色味を打ち消し、無彩色のような色味や濁った色味に変わります。
※ 色の3原色としては、マゼンタ(赤紫系ピンク)・イエロー(黄)・シアン(青緑系の水色)が理論上正しいですが、ヘアカラーでは、分かりやすい・伝えやすいなどの初歩教育の観点から、赤・黄・青での説明が一般的です。
トーンについて
トーンとは、明度と彩度を組み合わせた色の調子・雰囲気のことです。
各トーンの中で、最も彩度が高い鮮やかな色調のものをビビッドトーンといいます。
例えば絵の具で、ビビッドな赤に白を足すと、赤さが薄くなり(彩度・明度が変化)ライトトーンやペールトーンなどに変化します。
またこの時、白ではなく灰色や黒を足すと、くすみが出てダークトーンなどに変わります。
ヘアカラーにおいても、クリアやグレーなどを加えることでトーンをコントロールしていきます。
髪のアンダーカラー
髪のアンダーカラーについて見ていきます。
前回の【基礎知識ライブラリー】ヘアカラーの発色/脱色 のように、髪にはメラニン色素があり、脱色作用によって分解されます。
その際、分解されず髪に残ったメラニン色素の影響によって、髪には橙味や黄味などが現れます。
これらをアンダーカラーといい、明度レベルによってそれぞれ現れやすい色味があります。
そこで最後にひとつ問題です。
これら各アンダーカラーの色味を抑えるための色味(補色)は、それぞれ何色になるでしょうか?
ぜひお考えください。
次回のテーマの中で答え合わせをしていきたいと思います。
商品教育 桝田







